エム・シーシー食品_top

マンマの味を再現! 人気フリーマガジンとタイアップした パスタソース「イタリア好き」

2023/02/10

手軽でおいしいパスタソースは、食卓の定番になりました。色々な商品がありますが、編集長のアッキーが気になったのはイタリアのマンマの味を再現した、その名も「イタリア好き」というパスタソースです。商品開発・製造・販売を手がける、エム・シーシー食品株式会社の常務取締役の水垣佳彦氏にスタッフがお話を伺いました。

エム・シーシー食品_1
エム・シーシー食品株式会社 常務取締役の水垣佳彦氏

今年で創業100を迎えられます。創業の歴史をお聞かせください。

水垣 創業が1923年で、当時は佃煮を作っていました。1935年に創業者が1年かけて「世界一周味旅行」に出かけます。まずは、香港、シンガポール、セイロン島へ。それから、エジプトへ行き、ギリシャ、イタリア、フランス、イギリス、ノルウェーなどを巡り、最後はアメリカに。18カ国ぐらい回ったようです。帰国後は、業務用のいちごジャムを作り始め、その後、カレー、ミートソースと商品を広げていきました。ずっと業務用の商品を中心に製造販売をしていましたが、百貨店やスーパーなどからのニーズもあり、30年ほど前から家庭向けの商品も始めました。現在も、業務用と家庭用の両方の商品を扱っています。

エム・シーシー食品_2
パスタソースは看板商品の1つ。
「イタリア好き」シリーズの「キャベツとサルシッチャのソース」。

先代は世界の食を探求されたんですね。創業から大切にされていることはありますか?

水垣 ずっと大切にしているのは「本物の味」です。これは、海外の現地で食べたものを再現するという意味でもありますし、こだわりを持って商品を製造するという意味でもあります。創業者は、「世界一周味旅行」でカルチャーショックを感じたはずです。1935年は今から88年前、海外に行くのが難しい時代でした。そんな中で、海外に出ていき、これからは日本人にも自分が見てきた世界の料理を食べてほしいと考えたのだと思います。私たちのトレードマークは3人のコックさん(トリオシェフ)ですが、その上に「世界の味」と書いています。創業者の思いを受け継いで、本物の味を届けていきたいと思っています。

今回、ご紹介する「イタリア好き」はどのような商品ですか?

水垣 「イタリア好き」という、イタリアの食を通して、人、文化などを紹介するフリーマガジンがあります。これは、イタリアンレストランなどの主にプロが会費を払って購入し、お客様に配布しています。3カ月に1回の発行で、イタリアの伝統的なことから最新情報まで、かなり深いことが書かれています。このフリーマガジンとタイアップしたのが、パスタソース「イタリア好き」です。

雑誌で紹介されていたマンマの、レシピを再現しました。さらに、味だけでなく、その味が作られた背景、文化なども同時に表現できたらと思いました。現在、「トマトソース」「キャベツとサルシッチャのソース」「マグロのラグーソース」「たまねぎと牛肉の煮込みソース」の4種類があります。

エム・シーシー食品_3
パスタソース「イタリア好き」は全4種類。
パッケージにレシピを考案したマンマが登場!

新しい試みだと思いますが、ご苦労されたことは?

水垣 こだわりのあるマンマたちなので、その味を再現するのが難しかったですね。「キャベツとサルシッチャのソース」は、イタリアのちょうど真ん中あたりの自然豊かなウンブリア州のマンマ、フランチェスカさんのレシピです。マンマの実家は肉の加工をされているので、サルシッチャ(イタリアのソーセージ)にはこだわりがありました。そこで、サルシッチャは弊社で作ることになりました。苦労しましたが、結果的に商品の特徴になったと思います。パッケージにも、自家製サルシッチャと書きましたが、本場に近い味になりました。

エム・シーシー食品_4
「キャベツとサルシッチャのソース」のマンマはフランチェスカさん。

「たまねぎと牛肉の煮込みソース」は、どのような商品ですか?

水垣 ナポリの家庭料理です。たまねぎがたっぷり入っていますが、水を加えずにたまねぎの水分だけで煮込んでいます。食品業界の人たちに話すとびっくりされますが、「たまねぎと牛肉の煮込みソース」の伝統的な作り方だと思います。レシピを考案してくれたマンマのアンジェラさんは、元は陶芸家で料理上手な人。近所の人に料理を振る舞っているうちに、レストランを始めることになったよう。今風にアレンジするのではなく、ナポリの伝統的な料理を継承していきたいと思っているマンマです。

エム・シーシー食品_5
「たまねぎと牛肉の煮込みソース」のマンマはアンジェラさん。

日本ではジェノベーゼといえば、バジル入りのグリーンのソースを想像しますが、「たまねぎと牛肉の煮込みソース」には、バジルは入ってないし、グリーンではありません。「なぜ、ナポリのジェノベーゼはこれなのか」には、いくつか説があるようです。

「イタリア好き」編集部の見解は、「ジェノバの船乗りがナポリの港に降り立って、料理をしようと思ったけれどバジルがない。たまたまあったのが玉ねぎと牛肉。ジェノバの人が、ナポリで作ったからジェノベーゼと言われるようになった」。他にも、「ナポリとジェノバはライバル都市で、ナポリ人が『ジェノバ人はどうせ玉ねぎしか食べていないから』と言って名付けた」という面白い説もあります。実際に、私がナポリのレストランで食べたとき、肉はほとんど入っていない玉ねぎだけのジェノベーゼでした。こんなふうに食の背景を知るのも、楽しみの1つだと思います。

エム・シーシー食品_6
「たまねぎと牛肉の煮込みソース」はナポリの伝統的な家庭料理です。

おすすめの食べ方はありますか?

水垣 ぜひ、試してほしいのが「イタリア好き」に合わせるパスタは、塩分濃度1%の湯でゆでること。マンマの味を忠実に再現するために、ソースをそれに合わせた味にしています。商品開発の担当者からも、ぜひ伝えてほしいと言われました。

合わせるパスタはお好みでいいのですが、その地方のパスタに合わせると本場の味に近づきます。例えば、「たまねぎと牛肉の煮込みソース」は、ナポリのziti(ズィーティ)と呼ばれる筒状のパスタが、マンマのおすすめです。それぞれの商品のパッケージに、マンマが住んでいる地方の紹介、ワンランクアップの調理のポイントなど、よりおいしくなる情報が書いてあるので、参考にしてみてください。

エム・シーシー食品_7
パッケージの裏面のパスタに関する情報を読めば、もっとおいしくなります!

どんな方に食べてほしいですか?

水垣 「イタリア好き」は、現地の味を知っている方、よくレストランに行く方など、イタリア好きにぜひ食べてほしいです。そのような方々の期待に応えられる味になっていると自負しています。それと同時に、イタリアの文化、空気感も感じてもらえたらと思います。パッケージの写真も「イタリア好き」編集部にお願いし、マンマの自宅やレストランなどで撮影させてもらいました。「たまねぎと牛肉の煮込みソース」のパッケージの裏面の調理例の写真で使った器は、ナポリにあるカンパーニア州のものです。味だけでなく、イタリアの雰囲気も一緒に楽しんでほしいですね。

今後の展望は?

水垣 今は、私たちの周りにはものがあふれています。お客さまに買っていただくためには、「なぜ、この商品を作ったのか?」を語れる背景やストーリーが大切だと思っています。弊社は、そこにこだわったもの作りをしてきていますが、伝えることはまだ十分ではありません。今後は、自分たちで能動的に情報を発信していこうと思っています。

また、トレードマークの3人のコックさん(トリオシェフ)の上にある「世界の味」という考え方も、もっと広げていきたい。“世界の人から愛されたい”が目標ですが、その前にまずは日本、さらにその前に地元である神戸、兵庫から愛される企業でありたいと思っています。今、地元の行政、農家さんなどと、新しい試みをしようとしています。まずは、地元の人の誇りに思ってもらえるような企業を目指して、徐々に広げていきたいです。

―本日は貴重なお話をありがとうございました。

エム・シーシー食品_商品1

「イタリア好き たまねぎと牛肉の煮込みソース」(150g)
価格:¥376(税込)
店名:エム・シーシー食品株式会社
電話:0120-25-0149(9:00~13:00 土日祝日除く)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://item.rakuten.co.jp/mcc-home-party-kobe/42823/
オンラインショップ:https://www.rakuten.co.jp/mcc-home-party-kobe/

エム・シーシー食品_商品2

「イタリア好き キャベツとサルシッチャのソース」(150g)
価格:¥376(税込)
店名:エム・シーシー食品株式会社
電話:0120-25-0149(9:00~13:00 土日祝日除く)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://item.rakuten.co.jp/mcc-home-party-kobe/42822/
オンラインショップ:https://www.rakuten.co.jp/mcc-home-party-kobe/

※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。

<Guest’s profile>
水垣佳彦(エム・シーシー食品株式会社 常務取締役)

1973年生まれ。1995年六甲バターに入社し、その後、2011年にエム・シーシー食品に入社、大阪支店に配属。その後、経営企画などを経て、2013年取締役営業副本部長兼東京支店長に就く。2015年3月常務取締役営業本部長就任(現職)。1995年神戸学院大学法学部卒、2013年関西学院大学経営戦略研究科卒、兵庫県出身。

<文・撮影/大橋史子(ペンギン企画室) MC/和田英利 画像提供/エム・シーシー食品>

OFFICIAL SNS

Instagramでハッシュタグ#お取り寄せ手帖を検索。

  • Instagram
  • Facebook
  • Twitter